みさか内科クリニック 久喜市,久喜駅,久喜中央 内科・循環器内科・外科・血管外科

病気について

動脈硬化とは?

心臓から血液を送り出す血管を動脈といいます。動脈は、酸素や栄養分を全身の様々な臓器に運ぶ重要な役割をしています。この働きが上手くいかなくなると動脈硬化症の症状が表れます。本来はしなやかな血管が、年齢とともに血管の弾力性が失われ、硬くなったり、動脈の内側にアテロームと呼ばれる物質などが蓄積することによって、血管が、分厚くなり、狭くなることで引き起こします。一般的に加齢に伴って進行しますが、タバコを吸う人、特に高脂血症、高血圧症、糖尿病などの病気を持っている人は、進行が速く、若年で心臓病や脳血管の病気を発症します。また、下肢の血管が詰まる病気として、下肢閉塞性動脈硬化症があります。主な症状として、足が冷たくなる、しびれ、歩行の際ふくらはぎが痛くなるなどの症状が見られます。この病気は糖尿病の人によく発症するといわれています(当院では血管年齢測定を行っております)。

 

下肢静脈瘤って?

手足の静脈には、逆流防止のための弁がついており、血液が心臓に戻りやすくなっています。この弁の働きが悪くなって逆流が引き起こされたり、太い静脈が詰まった場合、静脈圧が高くなります。このような理由で、皮膚に近い部分の静脈が太く長く膨らんでくるのが静脈瘤であり、そのほとんどは足(下肢)に生じます。

明らかな原因が不明のものと、最近注目を浴びている深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)の後遺症として起こるものがあります。日本人では40%以上の頻度でみられるとされ、日常、最もよくみられる病気のひとつです。

特に高齢の方、女性、出産後に多くみられ、家族での発症や立ち仕事の関与などが知られています。